排卵からはじまり、受精、受精卵の子宮壁への着床、胎児の成育、そして出産にいたるまでの妊娠と出産の過程は、脳の間脳や脳下垂体、卵巣などから分泌される複数のホルモンによってコントロールされています。これらのホルモンのバランスがくずれると、生殖器のはたらきが乱れて妊娠しにくくなります。

マカにはホルモンのはたらきを活発にし、バランスをととのえる作用があります。
アンデスの高地に住む人びとは、気圧や空気が薄いことで妊娠能力が著しく低下するきびしい環境を克服するすべとして、はるか昔から、妊娠適齢期の女性たちにマカを食べさせ続けてきました。

マカの効能のなかでも注目したいのは、エストロゲン分泌促進効果です。エストロゲンは、女性ホルモンの一種で、女性の生殖機能をコントロールしています。

生まれたばかりの人間には、生殖器以外にはほとんど肉体的な男女差がありません。性差ができてくるのは思春期をむかえ、性ホルモンが活発に分泌されるようになってからです。

性ホルモンの分泌によって第二次性徴がすすむと、男性はヒゲが生え、のど仏が出てきて声変わりをし、男らしいからだつきになります。女性は乳房がふくらみ、おしりが大きくなるなど女性らしいからだつきになっていきます。

マカは、更年期障害や骨粗霧症も改善する

また、同時に女性の体内では、卵巣や子宮が成熟し、排卵が起こり、月経がはじまります。このように女性のからだは、エストロゲンによって妊娠と出産のための準備が行われていくのです。

エストロゲンの分泌量は加齢とともに減少していきます。個人差はありますが、女性が帥代をむかえるころには、エストロゲンはほとんど分泌されなくなります。
そのために、排卵も止まり、閉経を迎えるのです。閉経の前後に更年期障害といわれる不快な症状があらわれるのは、からだの機能の変化にからだと心がついていけなくなるからです。

また、エストロゲンはカルシウムが骨に定着することを促進しています。そのため、閉経になるとカルシウムが不足し、骨がもろくなる骨粗霧症を発症しやすくなるのです。このように、女性は一生の間に思春期と更年期という二度の「変革の時期」を経験するといえます。

40代から50代になるとエストロゲンの分泌が減少するのは、老化現象で、やむを得ないことです。しかし、10代や20代、あるいは鋤代という妊娠適齢期になんらかの原因でエストロゲンの分泌が少なくなった場合、治療を行わなければなりません。

その原因として、栄養状態の悪化やストレスによる全身のホルモン分泌バランスの乱れなどが考えられます。
このようなときにマカを飲むと、エストロゲンの分泌をうながし、女性の生殖器のはたらきを活発にしてくれます。さまざまな理由で妊娠の可能性が低くなった女性にも、ふたたび赤ちゃんを授かるチャンスが与えられるのです。